こんにちは、メンズクリニックナースのゆみなーです。
「包茎手術で裏筋は取っていいの?」
「小帯を切ると感度は下がるってほんと?」
「裏スジを残すと手術費用が高い?」
こんなお悩みの方に向けた記事です。

目次
裏筋の場所と役割
裏スジとは、おちんちんのおなか側、亀頭の真下にあるスジ部分をいいます。
包皮小帯、陰茎小帯と呼ばれることもあります。
裏スジとはイラストのように、ちょうど亀頭とサオの部分をつなぐ橋のような存在です。
裏スジの役割
裏スジは、亀頭とサオをつなぐ役割を果たしていますがそれ以外にももっと大切なことが、
性感帯
としての機能です。
個人差はあるけれど
裏スジは男性にとって最も感じる場所の一つなのです。
裏スジは本当に性感帯なんです!
たまに「裏スジを切りとっても手術後の性感帯に影響しない」という先生がいますが、そんなことはない。
「小帯切除法」という裏スジを切り取る手術があるのですが、これはもともと「早漏治療法」として行われてきました。
裏スジを切り取ると早漏が治るのです。
それはつまり男にとって裏スジが強烈な性感帯であることの証拠にほかなりません。

裏筋を切る包茎手術
そんな「重大な性感帯」である裏スジですが、包茎手術によって切り取られることがあります。
亀頭直下埋没法(小体切除型)
小帯を切除するタイプの亀頭直下埋没法というものがあります。
クリニックのよって名前はそれぞれですが
・亀頭直下直線切除法
・直線切除法
などの名前が多いですね。
亀頭直下埋没法というのは、イラストのように亀頭のラインに沿うにして包皮を切り取って縫い合わせています。
そのため亀頭にくっついている裏スジ(包皮小帯)も一緒に切り取ってしまうのです。
メリット
メリットは二つあります。
まずは傷跡が目立たないというメリットがあります。
亀頭の裏に収まるようにして縫い合わせていくので傷跡が目立たないのです。
もう一つは早漏改善。
包茎の人は早漏のことが多いため、「早漏なら裏スジ(包皮小帯)切ったほうがいいよ!」といわれてしまうことが結構あるようです。
安易に切るのはNG
確かに包茎の人は早漏なのですが、包茎手術によって亀頭が露出されると徐々に刺激にならされていき最終的に普通の感度になることがよくあります。
このような場合は、早まって裏スジを切り取ってしまうと術後数年して遅漏になることもありえますので注意だよー!
デメリット
デメリットはもちろん性感帯がなくなってしまうことで、手術後に感度が鈍くなってしまうことですね。
裏筋を残す包茎手術
一方で、裏スジを残す包茎手術は2種類あります。
環状切開法
環状切開法とは、亀頭から数センチ下に傷跡が来る包茎手術方法です。
泌尿器科の教科書にも載っているスタンダードな方法。
メリット
①安い
環状切開法は安いです。だいたい3~8万円程度です。
真性包茎の方は健康保険が使えることもあります。
②感度を失わない
裏スジより下の部分を切開するので裏スジを残すことができます。
デメリット
①ツートンカラーになる
いいことづくめの環状切開法ですが、デメリットがツートンカラーになってしまうこと。
傷跡がペニスの中ほどにできてしまうのでどう頑張っても目立ってしまうのです。
「あれ、包茎手術受けた?」
というような見た目になることもよくあります。
亀頭直下埋没法(小帯温存型)
「性感帯である裏スジは残したい!」
「でも傷跡は隠したい!」
という願いにこたえて誕生したのがハイブリット型の包皮小帯型亀頭直下埋没法です。
イラストのように、亀頭の真下に傷が隠れるようにしながらVの形でウラ筋を残します。
メリット
メリットは何といっても
「傷が目立たない」
「サオがツートンカラーにならない」
「裏スジを残せる」
この3つにつきます!
デメリット
反面デメリットは
「高い」
「ややトラブルが多い」
包皮小帯温存型亀頭直下埋没法は、環状切開法よりも技術的に難易度が高いです。
そのため値段も高いうえ、ちゃんと手術をこなせる医師はそう多くはありません。

包皮小帯短縮症と包茎
包茎と裏スジの関係でまれにあるのが裏スジが短いために包茎やEDになっている人がたまにいます。
包皮小帯短縮症といって、裏スジが生まれつき短いのです。
どうして包皮小帯が短いの?
赤ちゃんの時はみんな包茎です。
中学生ころからペニスが成長してくると包皮や裏スジも伸びるようになって徐々に剥けてくるのですが、一部の人はなぜか剥けなかったり、裏スジが伸びないままだったりします。
こうなると亀頭を剥くことができなかったり、十分に勃起できなくなってしまいます。
包皮小帯短縮症は治せる
これらの人は包皮小帯形成術といって、包皮小帯を切ったり整えたりすることで包茎や勃起不全を直すことができます。
この場合は残念だけど、性感帯はちょっと落ちちゃう…。
包皮小帯と包皮内反が癒着してる場合
包皮癒着症とか亀頭包皮癒合といって、亀頭と包皮がくっついちゃってる人がいます。
完全なる真性包茎なんですが、裏スジ(包皮小帯)も一緒にくっついてることがあります。
この場合は真性包茎手術が必要になります。
包茎手術を受けるまえに
包皮癒合のある人は重度包茎なので、絞扼輪
裏筋切除すべき人、すべきでない人
さて、結局のところ包茎手術で裏スジ切除はしてもOKなんでしょうか。
答えは簡単です!
早漏の人はしてもOK
もしもあなたが包茎早漏で悩んでいるなら、包茎手術で裏スジを切除しても大丈夫でしょう。
包茎はもちろんのこと、早漏も改善する可能性が高いです。
遅漏の人は絶対ダメ
もしもあなたが包茎でかつ遅漏ならば、裏スジは残したほうがいいです。
遅漏が悪化する可能性があります。
悩んでいるならとりあえず「残す」一択
「早漏でも遅漏でもない」
「どうしようかな」
と悩んでいるならとりあえず残しておいたほうがいいです。

なるべく安く裏スジを残して包茎手術する方法
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包茎手術で失った小帯を取り戻す方法
以前の包茎手術で切り取られてしまった裏スジ(包皮小帯)を取り戻すことはできるのでしょうか。
包皮小帯再形成といって、以前の残った部分を使って包皮小帯のようなスジを作ることは可能です。
ですが、性感帯が戻るとは考えないほうがいいでしょう。
むしろメスを入れることで皮下の神経が切断されてしまい術前より感度が落ちてしまう可能性大です。
この場合は、包皮内反を伸ばすなどしてリッジバンド(包皮小帯をふくむ広い性感帯)の範囲を広げていくことで新しく性感帯を作っていくほうが良いと思います。

まとめ
今回はちょっとマニアックな「裏スジと包茎手術」の関係についてでした。
包茎手術はいろんなやり方があるけど、性感帯というのは個人の感覚に大きく左右されるので術後にどうなるかあまり予測がつかないのです。
なので少しでもリスクを下げるためにゆみなー的には裏スジは残しといたほうがいいと思います。